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BLEビーコンによる自動認識
BLE はBluetooth Low Energyの略で、Bluetooth4.0 で追加された低消費電力の通信モードです。近距離無線通信を利用して情報をアドバタイズする発信機がBLEビーコンです。UUIDなど個体を識別するためのデータを自動的に発信します。
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BLE対応のレシーバーやゲートウェイ、スマートフォンなどの受信するデバイスとデータを処理するアプリや管理システムを準備することで「ひと・もの・場所」などを「見える化」できます。
BLEビーコンの基本的な機能
ビーコンはRFIDと違って、ビーコン自体で電波の強さや、発信する頻度を設定できます。データフォーマットと呼ばれるアドバタイズの内容をiBeaconやEddystoneなどの規格にそって発信する機能をもっています。
最適な強度で アドバタイズ |
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BLEビーコンはによって1 m ~ 100 m程度(- 30 dBm ~ + 4 dBm)の強度で設定できます。パッシブRFIDは、アンテナやリーダの性能に左右されますが、 ビーコンは対象物や設置環境に合わせて設定できます。 |
最適な発信間隔で アドバタイズ |
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BLEビーコンは 0.1秒 ~ 数秒 ( 100 ms ~ 数千ms ) の間隔で設定変更ができます。 発信間隔を短くするほど電池を消費します。検知したい対象に合わせた頻度で自動的に発信するので、読取り漏れが起こりにくいです。 |
データフォーマットを アドバタイズ |
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BLEビーコンはiBeacon、Eddystoneなど、データフォーマットを発信します。 センサー付きのビーコンは測定した値を BLEでアドバタイズしたり、設定したしきい値をトリガーにアドバタイズすることができます。 |
BLEビーコンの利点
簡単に受信ができる
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BLEに対応したスマートフォンなどで、誰でも簡単に受信できます。RFIDのように、読み込みや書込みのための専用機器が不要です。
常に電波発信
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パッシブRFIDは読み取り機器、タグのアンテナの形状やサイズで電波の状態が左右されますが、BLEビーコンは設定した内容で確実に電波を発信します。
低消費電力
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従来のBluetoothに比べて低消費電力なBLEの採用により、数ヶ月~数年間稼働します。当社の扱うビーコンは電池式で、設置場所を選びません。
リーズナブル

標準的なBLEビーコン本体は数千円程度です。使い捨てのRFタグと比べるとタグは高価ですが、ほかの位置検知と比べて導入コストを抑えることができます。
屋内位置検知が可能
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屋外ではGPS衛星を使った位置測位が一般的ですが、屋内ではGPSを受信することが出来ません。屋内の位置測位技術としてBLEビーコンを活用できます。
BLEビーコンが注目される背景
iBeaconの登場とBLE対応スマートフォンの普及
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2013 年にアップル社がiOS7 でiBeaconの規格を発表したのをきっかけに、対応したBLE ビーコンが各社からリリースされました。 BLE対応のスマートフォンやタブレットの普及とともに コンシューマー向けの用途として徐々に一般に浸透しました。
コンシューマ用BLEビーコンの用途
- クーポン配信
- ポイント付与
- チラシの通知
- 観光情報の発信
- 多言語対応のメニューや案内
- GPSが届かない屋内ナビゲーション
- 忘れ物防止や紛失物の発見タグ
- 通園・通学の子どもの見守り
- 老人の徘徊防止 ・ 見守り
Connected Industriesの提唱
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近年、コネクテッドインダストリーズを実現するIoTデバイスとして、産業分野でもビーコンが注目されています。当社では、位置検知、各種センサーの測定値など、業務向けの情報管理をするタグとしてさまざまなBLEビーコンを販売しています。
業務用ビーコンのおもな用途
- スタッフの配置
- カートや台車などの大体の位置
- 会議室・フリーアドレス・飲食店の利用状況
- 温度湿度モニタリング
- 備品・資材など貸出管理
- 商品の在庫管理
- 勤務時間の菅理